「小国町人権・同和問題啓発フェスティバル」で人々のつながりを

 隣保館建設の翌年から始まった小国町の「人権・同和問題啓発フェスティバル」も昨年12月で7回目を迎えました。雪の中の600人から始まったフェスティバル参加者も年々増え続け、昨年は2500名を越えました。
 町職員・企業・各種団体・学校等様々な方面からの60名の実行委員とたくさんのボランティアの方々によって支えられ、開会行事、パレード、バザー、演劇の催しも年々充実したものになり盛大に行われるようになっています。昨年から開会行事の中で町内の6年生が人権を考える各学校の取り組みを紹介した後、全員で「そんな町を」を合唱し、演劇と一緒に多くの人に新たな感動を与えました。さまざまな方の『人権を大事にする町づくりをしていこうという思い』が一つになったフェスティバルは、町民に人権について考えていただく契機を作りながら、人と人とをしっかりつなげており、小国町の「悠木の里づくり」の中核をなしているように思います。今年はあいにくの雨でしたが、それでも2000人もの方の参加がありました。
 さて、宮原小学校では、第1回のフェスティバルから「部落問題」「アイヌや沖縄の問題」など様々な人権に関わる問題を取り扱いながら、「人間愛に思いをこめて」をテーマにして、人と人がつながっていく素晴らしさを劇にして上演してきました。本年度は水俣での現地学習でお話をうかがった「杉本栄子さん」の半生から、子どもたちと人間らしく生きること、家族とのつながりを考え劇「もやい綱」にして上演しました。雨の中隣保館一杯に詰めかけてくださった観客の方々は、子どもたちの演技に静まりかえり、涙して見られる方がほとんどでした。子どもたちもこの劇を通して、日常のくらしを振り返り、家族や友だちの大切さについて考え、新しい人間関係を作っていこうという動きが生まれています。