

白山姫神社
河原小学校の近くにある神社です。毎年11月15日には、子どもたちによる神楽も奉納されます。又、境内(けいだい)の中には、鬼をふうじこめたといわれる岩もあります。
白糸の滝
西原村の滝という地区にあります。約20mの高さから流れ落ちる水で夏もすずしく、熊本市内からすずみに来る人たちもいます。白糸の滝には次のような伝説があります。
寄姫伝説
むかしむかし、木山の宮園というところに、兵部という、たいそうな美男子がおった。
あるとき、その兵部が白糸の滝という美しい滝を見に行ったところ、雷が鳴り、雨が降ってきたため、小さなほこらで雨宿りをした。すると、その夕立がやんだとき、日の光とともに、滝の上からひとりのむすめが、するすると水の上をすべるようにしてあらわれた。むすめはたいそう美しく、兵部は一目で心をうばわれてしまった。むすめの名は寄姫と言い、二人はやがてめでたくけっこんした。寄姫はよく働き、楽しい日々が続いた。
そんなある日、寄姫は織物がしたいといいだした。それから姫は、夕方になると、たびたびどこかへ出かけて、重いはたおりの道具をかかえて帰ってくるようになった。
そのうちに、兵部はみょうな話を聞いた。村はずれである者が大きな火の玉を見た。その中にははたおりの道具をもった美しい女がいて、兵部の家の前で消えたという。おどろいて兵部は寄姫にたずねたが、姫は知りませんと答える。あやしく思った兵部が様子を見ていると、姫は夜中になると、すっと家から出かけていく。たずねても、うつむいてなにも答えない。おこった兵部はとうとう刀で姫の胸をさしてしまった。姫はさっと外へにげだしたが、おいかけてみると、だれのすがたもない。朝になって兵部が、血のあとをたどると、それは滝の上流に続き、どうくつの前できえていた。中をのぞくと、そこには、血を流して横たわる大蛇のすがたがあった。それいらい、この白糸の滝を寄姫の滝ともいう。

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